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引きこもりで基本、月2万5千円で暮らしています。
2011年12月03日 (土) | 編集 |
今年起こった一番嫌な事だから、今年のうちに書いておこうと思います。

私は訪問者が嫌いで、門に鍵を掛けいるので、セールスなど招かざる客は来ません。近所の人で用のある人は門の外から声を掛けてきます。そんな事は年に一回あるかないかですが。

GWの終わったある日の夕方、私は気力が萎えて寝ていました。すると何者かが、塀を乗り越えて玄関の戸を開けるのです。不法侵入者です。気力が充実していたら、問答無用で髪の毛を掴んで引きずり回して警察に引き渡すところです。私は大柄でそういうのは得意です。

しかし、その時は気力が減退していて普通に応対しました。そいつは「近所の〇〇さんの所で屋根工事をしている者ですが、お宅の二階の屋根の瓦が一枚ずれているのを知ってますか?。」と言う。私も何年も前から、二階の屋根の何箇所かから雨漏りがしているのを知っていたので、ドキッとして、そうかも知れないと思い表に出てそいつの説明を聞きました。

それから間もなくそいつの仲間(上司)が梯子を持って来て(早い!)、「屋根に上がって見てあげます。上がってもいいですか?。」と尋ねます。私は不安がいっぱいでもあり、目に見える所でする事だし、何か変な事をしたら音でも分かるので、屋根に上がる事を許しました。

屋根に上がった奴は変な事もせず、デジカメで問題のある所を撮影して私に見せながら説明しました。それによると、三箇所瓦が割れたりずれたりしていて、それは私が自覚していた雨漏りの箇所と一致していました。

そいつは棟(屋根のてっ辺の瓦)の組み換えをしないといけないと言います。「近所で工事をしているついでにお宅もしてあげます。料金も勉強させてもらいます。すぐに見積もりを取らせてもらいます。」なんて言います。私は断ったのですが、「話を聞いてから断ってもいいじゃないですか。」と言う。この野郎勝手に来て偉そうに、と思ったのですが。

家のリフォームや増築は建設業をしている親戚にしてもらっていたが、そこは随分前に廃業しています。地元の業者に頼んでもぼったくられるかもしれないし、もう面倒なので成り行きに任せてそこに見積もりを取らせて、何となく妥当な金額ならそこにやらせようと思いました。気に入らなければクリーングオフもあることですし。

私も建設関係の仕事をした事がありますが、仕事をしている家の近所の家がどうであろうが知った事じゃないですよ。ましてついでにお宅も工事をしてあげますなんてありえません。典型的悪徳商法の手口です。この業者は隣の市の業者で、車で一時間くらい掛けてこちらに来ているようです。それは良心的な業者でも同じですが。

そいつの出した見積もりは、12万数千円。何となくそんなものだろうと思い、すぐに契約をしました。すぐに契約してはいけないのがセオリーですが、考えてもしょうがないです。

後でネットで調べたら、棟の組みなおしは1mあたり一万円くらいが相場らしく、私の家は11メートルとちょっとで妥当な金額のようです。これでちゃんと仕事をしてくれれば良いのですが。

次の日に昨日の二人(一人は営業、もう一人は作業員)と年配の職人が来ました。私は何となくだが、この職人なら大丈夫だろうと思いました。

棟の組み直しをしている時、営業の奴が(これからは奴)、デジカメで撮ってプリントアウトした物を私に見せながら、他の瓦をめくったら、防水シートに雨水が回っていて、屋根全体が腐っているかもしれないので、瓦の葺き直しをしないといけないと言います。勝手に他の瓦をめくるなよと思ったのだが、私も屋根全体がいかれていると思い、何となく妥当な金額なら契約しようと思いました。

屋根の葺き直しとは、屋根の瓦をすべて剥がし、腐っている野地板を交換し、防水シートを張り替えて元の瓦を葺く事です。瓦を交換するのは葺き替えと言います。瓦を新品にする事は経済的に出来ないし、経済力があってもこんな家に金をかける気はありません。

奴が出した見積もりの金額は50万。こんな金額を提示されて少し迷ったが、すぐに契約しました。すぐに契約してはいけないんですが、しょうがないです。

調べたら大体葺き直しの相場は1㎡あたり7~8千円くらいらしく、二階の屋根は、横(3+3)m×11mちよっとで68㎡で(これは私も知っています)、50万は妥当のようです。ついでにサービスで、もう使わなくなった太陽熱温水器の撤去もしてもらうことになりました。本当はこれが一番嬉しかったです。撤去したくてしょうがなかったのですが、物凄く重いので、一人で出来ない。といって業者に頼むといくら取られるか分からないと思いながら、ズルズルと何年も経っていたところでした。

次の日から葺き直しが始まりました。この日は前日とは違う職人が二人来ました。私は職人達の仕事は直接見ていないが、リズミカルな音を出しているのでいい仕事をしているように感じました。相当野地板を剥がしていたので、屋根全体が腐っていると思いました。後で奴の撮った写真を見たらやはりそうでした。

棟の組み直しが12万、瓦の葺き直しが50万、計62万、やらなければならなかった工事だが、更地があればこれよりも少ない金額で、自分で管理できる小屋を建てる事が出来るだけに悔しいです。
家賃二万五千円の家に住んだら2年分の家賃相当になり、自分の家だからそれ以上長く住めるので、得をしていると考えないと精神衛生に良くありません。

●奴が本性を現してきた。

葺き直しは三日かかりましたが、初日の工事が終わった後、奴は「裏のベランダは使っているのですか?。」と聞いて来たので、波板がほとんど剥げてしまったベランダの修理の注文を取ろうとしていると思い、「使ってない(本当)」と答えたら、「使っていたら無料で修理してあげようと思ってのですが。」と答えた。どうせ嘘に決まっていますが。

奴はどうせ家の中はボロボロだから(本当)、ベランダの修理と称して家に上がり込み、こいつは気が弱そうなので、色々と注文を取ろうとしていたのでしょうか?。けど、波板を打ち付けるのは外からの方がやり易いので、考えすぎでしょう。そうじゃなくても、私はどんな理由があってもこいつを家に上がり込ませたりしません。

波板の修理を断ると、奴は家の雨どいを撮った写真を私に見せながら、「職人がこの雨どいは古くなって、雨水が溢れるから換えた方が良いと言っていて、ちょうどうちに雨樋が余っているから、安くしておきますよ。」と言う。私は断ったのですが、それを無視して表に出て、雨どいの寸法を測って見積もりを出して来たのです。

私が元気なら断っているのを無視して表に出て行く時、「断っているじゃないか!俺を無視しやがって、もう来るな!。」で片付けますが、そんな事が出来るくらいなら、最初に来た時に怒鳴りつけて追い返しています。

それで奴の出した見積もり金額は、なんと40万。何で雨樋がそんなにするんだ。材料費なんか凄く安いだろう。それに雨樋は余っていると言っていたので廃棄物じゃないか。じゃあタダにしろ。廃棄物は処分料がかかるんだからそれでもいいだろう。百歩譲って余り物の弁当や惣菜は半額になるんだから、材料費は半額でほとんど掛かってない。完全にぼったくり。舐めるのもいい加減にしろと思ったが、気力が萎えていていると被害妄想も出て来て、喧嘩上等で行くと今やっている工事の手を抜かれると困ると思い、「生活の事もあるし、そんなにお金を掛けられない。」と穏便に断ってしまいました。すると奴は、「横だけなら20万ですけど。」と言って食い下がって来る。私はまだ言うか!と思ったのですが、「この家もいつまで住んでいるか分からないし、あと五年十年もてばいいから、これで終わりにしたい。」と言ったら奴は諦めました。これ以上食い下がって来たら、本能がムクムクっと起き上がって来て、「いらん!!帰れ!!もう来るな!!」って言っているところでした。

雨どいの値段ををホームセンターで調べたら、軒に付けて雨水を受ける軒どいも縦に付けているパイプの縦どいもf、1800mmで千円もしません。継ぎ手などの部品も数百円です。取付金具の値段も知れているでしょう。

私の家の長さは11mで軒どいは表が、一階と二階で二本、裏は二階の一本だけです。一つの軒に6本使っても1000×6×3で18000円。縦どいも軒どいと同じ長さと考えても18000円で計36000円。取付金具や継ぎ手などの部品を合わせても50000円もあればお釣りが来ます。

職人の日当はいくらか知らないが、一人数万円で、二人で一日で終わる仕事です。会社の儲けも含めても40万は完全にぼったくりですね。

屋根工事は妥当な金額で、あまり利益率は良くないでしょう。しかし奴はこれを突破口にして次々と利益率の良い工事を押し売りして、相手の身包みを剥ぐ魂胆だったのです。私が「この家にはそんなに長く住む気がない。」と言った時、奴はがっかりしていました。

この会社の職人は良い人でしたが、営業は詐欺師です。弱い老人や主婦はこいつの餌食になっているのでしょう。

●戦果
親の家を相続して家賃が要らないので助かるが、大きすぎて自分では管理しきれないので不良債権でもあります、値段なんてあまり気にしないで売り飛ばしてもいいが、次の住処を見つける気力がありません。

そういう状況で、二階の屋根の何箇所かから雨漏りがしていて、どうにかしなければいけないと思うが、屋根工事は大金がいるし、どうしようかと思っていました。修理は遅くなるほどお金が掛かります。その上に何年も前に壊れた太陽熱温水器が、屋根に負担をかけます。

そこに典型的悪質商法のセールスが来て、妥当な金額できちんとした屋根の修理と温水器の撤去をしてもらいました。

60万は痛い出費だが、今の状況では仕方のない出費で、全然行動しない私にはこんな奴でも来ない限り修理はしないでしょう。

しかし、勝手に押しかけて来て、私を舐めきって好き勝手をしたバカ野郎に対して穏便に断った事は今でも悔しいです。人生の汚点です。精神的に損をしたので、この対戦は私の判定勝ちです。

●後日談

7月25日、買い物から帰って汗で濡れたシャツを水洗いして干していたら、「この前屋根の工事でお世話になった者です。」と言って奴が来たのです。私はその時は元気で、何だこの野郎、何しに来たんだ?、もう何もさせないぞ、何かさせてくれなんて言ったら、怒鳴りつけて追い返してやろうと思ったが、私はパンツ一丁で、大きな声を出して前のアパートの奥様方に見られると少し恥ずかしいので、それは出来ないなあと思いました。

奴は「この前の雨は凄かったでしょう、屋根は大丈夫でしたか?。近くに来たので寄ってみたんですよ。」って言う。私はシャツを干しながら一度も奴の顔を見ないで一度だけ、「別に」と生返事をしてやった。奴は空気を察したのか、それ以上は何も言わずに帰りました。あんな図々しい奴でも空気は読めるのかも知れません。

保障がありますから、もし点検と称して奴が来たら、「お前は二度と来るな!。」と言って追い返してやるつもりです。私はリターンマッチを望んでいます。